お子様の歯ぎしりについて
お子様の歯ぎしりについて、聞かれる事があります
歯ぎしりとは、寝ている時などに歯を強くこすり合わせ、ギリギリと音を立てる事を言います。
なかには音を立てない食いしばりタイプもあり、子どもの歯ぎしりは決して少なくありません。
特に、子どもでは、咀嚼筋の中でも咬筋の発達が優位であるため、ギリギリという音が大きくなりやすいとも考えられていますが、不明な点も多いようです
歯ぎしりの主な原因は、精神的なストレスと言われていますが、子どもでは歯ならび・かみ合わせの発育段階における生理的な現象とも捉えられています。
5歳前後になると、しつけの一環として頻繁に注意される事が多くなり、子どもの気持ちが満たされない場合が多くなるため、口の癖と同様、歯ぎしりも蓄積したストレスの発散として見られる事があります。
2歳前後でも歯ぎしりが見られる事があり、年齢的にも心配するお母さんは少なくはありませんが、この時期の歯ぎしりはかみ合わせを作っていく過程の生理現象で、心配はいりません。
永久歯が生え始める6歳以降は、永久歯と乳歯が混在する時期にあたります。
やはり、かみ合わせが不安定になりやすいため、歯ぎしりがみられる事があります。
あごがだるい、口が開きにくい、耳が痛い、歯の噛む面がすり減っているなどの症状がみられるときは、ご相談下さい。
|Posted 2016.10.17|