それは、合わない入れ歯をしていることによる危険性があるからです。
合わない入れ歯をそのままにしていると、粘膜が傷付けられて常に口内炎にかかっているような状態になります。
さらに、噛み合わせが合っていないと、ずれた入れ歯によってさらに傷が刺激されてしまいます。
そんな痛みを抱えていては、快適な生活など望めるはずもありません。
それは、合わない入れ歯をしていることによる危険性があるからです。
合わない入れ歯をそのままにしていると、粘膜が傷付けられて常に口内炎にかかっているような状態になります。
さらに、噛み合わせが合っていないと、ずれた入れ歯によってさらに傷が刺激されてしまいます。
そんな痛みを抱えていては、快適な生活など望めるはずもありません。
健康な歯が残っている状態で装着する「部分入れ歯」の場合、入れ歯が合わないことで痛むのは粘膜だけではありません。入れ歯を支えている健康な歯にも負担がかかり、最悪の場合、健康な歯を失ってしまう危険性もあります。
食事がまともに摂れなくなり、人との会話もできず、常に他人の目が気になり、笑うこともままならなくなってしまいます。
いろいろな入れ歯安定剤がドラッグストアなどで売られています。
時々、「どの安定剤がオススメですか?」と聞かれることがあります。
ただはっきりお伝えすることは、「お口の中と入れ歯があっている場合は全く使う必要がない」ということです。
ちなみに入れ歯安定剤を使い続けたらどうなるのか?
顎の骨がドンドン無くなっていきます。なくなればなくなるほど、安定剤を使わないといけなくなります。
そうなってくると、『入れ歯を新しくしても調子が悪い』状態が慢性化します。
ですから、緊急事態を除いては安定剤を使わないのが一番です。
また、一部の入れ歯安定剤には薬品化学物が使用されており、決して体によい物とは言えません。血中の亜鉛濃度上昇により、神経障害をもたらすとの発表もなされています。
一言に入れ歯と言っても、多くの種類があります。
そして、使用する材料も数多くあります。
もし、入れ歯を保険内で作る場合はプラスチックしか使用できません。
総入れ歯の場合は床と人工歯もすべてプラスチックになります。
また、人工歯は種類が限られている為、残っている歯の色や形のバランスが悪くなることがあります。
自費の入れ歯は、床を薄くするために金属を使用したり、人工歯の部分を強化プラスチックや陶材を使用したものを使用できます。また、患者さん一人一人に最も合うように、様々な色や形が用意されています。
また、部分入れ歯は金属のバネが必要ですが、その金属の種類も限られています。また、笑ったときに金属が見えたり、違和感が出たりすることもあります。
このように保険の入れ歯では、必要最低限度の材料しか使用できません。
もし、生体に優しいものを使用したいならば、保険のものではなく自費の入れ歯をお勧めします。
総入れ歯の場合は、失った全ての歯を元通りにするだけなので、大きな設計の違いはありませんが、部分入れ歯の場合は大きく設計が変わってきます。
保険の入れ歯だとバネの本数や部位、材料も限られてしまうので、理想的な場所にバネを付けられなかったり、強度が取れないために入れ歯が厚くなることがあります。
もし、理想的な場所にバネを付けられなければ、バネがかかっている歯はもちろん、残っている歯にも悪影響を与えてしまい、最悪抜かなければならない場合も出てきます。
一方、自費の入れ歯は構造力学的に最良な設計で製作されているので、残っている歯に必要以上の負担をかけず、歯を長持ちさせる配慮がなされています。
また、近年材料の進歩により、金属のバネを使用しない部分入れ歯も出てきました。
これは、審美的に見た目を良くしたい方や金属アレルギーの方にお勧めの方法です。
このように、審美的にも優れ身体にも安心して使用できる材料を使えるのも自費治療の特徴です。
今まで、材料や設計の違いをお話ししましたが、大きな違いはここにあります。
保険の入れ歯は、費用(点数)が国で定められているので、長い時間をかけてじっくり製作することが困難です。
入れ歯ができるまでの大まかな流れは、