
根管治療後に痛みが生じる主な原因
根管治療は、歯の神経(歯髄)が感染し、炎症を起こした際に行う治療です。しかし、治療後に痛みが生じる場合、いくつかの原因が考えられます。
治療による一時的な炎症
根管治療は、感染した神経や血管を取り除き、根管内を清掃・消毒する外科的な処置です。その過程で、根管の先端部分が刺激されることがあります。これにより、周囲の骨や歯周組織に軽い炎症が起こり、術後に鈍い痛みやズキズキとした痛みを引き起こすことがあります。
歯の根に亀裂や破折がある
根管治療が必要な歯は、虫歯が進行して歯質が弱くなっていることがほとんどです。そのため、治療中に見つかる、あるいは治療後に発生する「歯の根の亀裂(ひび割れ)」や「破折(折れてしまうこと)」が原因で痛みが生じることがあります。亀裂や破折が起こると、そこから細菌が侵入し、感染が広がる原因となるため、再治療や抜歯が必要になるケースもあります。
噛み合わせの不具合
根管治療後、一時的に歯の高さが変わることがあります。治療した歯が他の歯よりも高く当たるようになると、噛むたびに強い力が加わり、痛みを引き起こすことがあります。また、治療に使用した狩場や詰め物が適切でない場合も同様の問題が発生し得ることも考えられます。
根管治療後に激痛で寝られないときの応急処置

夜中に激痛が起こり眠れない…。そんな時は、以下の応急処置を試してみてください。
痛み止めを服用する
歯科医師から処方された痛み止めがあれば、用法・容量を守って服用しましょう。市販の鎮痛剤を服用する場合も同様に、指定された量を守ることが大切です。薬を飲むことで痛みが一時的にやわらぎ、眠りやすくなります。
患部を冷やして痛みを和らげる
痛む部分の頬に、冷たいタオルや保冷剤を充てて冷やすことで、炎症が押さえられ痛みが軽減されることがあります。ただし、直接氷を充てたり、長時間冷やし続けたりすると、血行不良を起こし、かえって治癒を妨げる可能性があるため注意が必要です。
根管治療後に気を付けるべきこと
根管治療の後は、治療による炎症や痛みを悪化させないために、気を付けるべきことを解説します。
入浴や飲酒を避ける
入浴や飲酒、激しい運動は血行を促進させます。血行が良くなると、患部の炎症も強くなり、痛みが悪化する可能性があります。痛みが強い間は、シャワーで済ませる、飲酒を控えるなどして、安静に過ごすようにしましょう。
患部に刺激を与えないようにする
痛みのある歯でモノを噛まないようにする、硬い食べ物を避けるなど、患部に物理的な刺激を与えないことも重要です。また、歯ブラシを強く充てることも避けるべきです。
再根管治療の成功率を高める治療法と設備
再根管治療を検討する際は、以下の治療法や設備が整っている歯科医院を選ぶことが、成功率を大きく高めるポイントです。
成功率が高い「垂直加圧根管充填法」とは?
「垂直加圧根管充填法」は、加圧しながら根管に薬剤を隙間なく充填する治療法です。渋滞の治療法よりも密に薬剤を詰められるため、再感染のリスクを大幅に下げることができます。

根管治療の専門医に治療をしてもらう重要性
根管治療は、歯科治療の中でも特に専門性が高い分野です。根管治療の経験が豊富な専門医は、肉眼では見えない複雑な根管の計上を正確に把握し、適切な処置を行うことができます。経験年数だけでなく、専門的な研修や資格の有無も判断材料になります。
最新設備(マイクロスコープ・ラバーダム・CT)の役割
- マイクロスコープ:肉眼の最大20倍まで視野を拡大できます。これにより、複雑な根管の内部や、見落としやすい小さな感染源、破折などを正確に確認しながら治療を進められます。

- ラバーダム防湿:治療とする歯だけをゴム製のシートで覆い、唾液や最近の侵入を防ぐ方法です。

- 歯科用CT:三次元で歯の内部や骨の状態を詳細に把握できるため、根管の数や計上、病巣の位置などを正確に診断できます。

根管治療後に激痛が続くなら専門家への相談を
根管治療後の激痛は、放置すると症状が悪化し、再治療や最悪の場合は抜歯に至る可能性もあります。痛みには必ず原因があります。
- 一時的な痛み:数日で治まることが多い
- 激痛が続く場合:細菌感染や不十分な処置など、根本的な原因がある可能性が高い
痛み止めや冷却などの応急処置も大切ですが、痛みが長引く、あるいは激痛で眠れないほどの場合は、放置せずに専門的な治療を受けられる歯科医院で相談しましょう。
当院は愛知県日進市平針にある歯科医院で、根管治療も数多くの実績があります。また、精密根管治療の専門医も在籍しているため、丁寧で技術力の高い根管治療を受けられる体制が整っています。

