歯と全身の病気は関係大あり

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歯と全身の病気は関係大あり

歯周病はお口だけの病気ではありません。実は全身の健康にも影響すると言われているんです。
特にこの4つの病気が関連性が高いと現在考えられています。
① 動脈硬化とそれに伴う脳梗塞、心筋梗塞
②糖尿病
③誤嚥性肺炎
④早産、低体重児出産
どのように歯周病と関係するのか、順番に見ていきましょう。
まず、脳梗塞や心筋梗塞と歯周病の関連です。進行した歯周病では、炎症を起こした歯茎からたくさんの歯周病菌が血管に入り込みます。それを体の白血球が食べ、その死骸が血流を阻害して、脳梗塞や心筋梗塞の原因となり得ると考えられています。実際に動脈硬化を起こした心臓血管から、歯周病菌が検出されることがあります。
次に、歯周病と糖尿病の関連についてです。歯周病になった歯茎では炎症が起こっていますが、そこから炎症性物質が体に入り込み、血糖値を低下させるインスリンの働きを邪魔します。そのため糖尿病が悪化すると考えられています。さらに歯周病が改善すると糖尿病が改善することも研究で明らかになっているので、糖尿病の患者さんは歯周病の治療をしっかり行っていくことがとても大切です。
ちょっと難しい言葉ですが、誤嚥性肺炎とは食物や唾液に含まれていた細菌が誤って気管に入り込み、肺で増殖して炎症を起こす病気です。そのため歯周病になってお口の中に細菌が増殖している状態だと、誤って肺に入り込む細菌の量も必然的に多くなります。専門家の口腔ケアを受けていた高齢者の方は、肺炎の発症率が低いことが明らかになっているため、誤嚥性肺炎の予防には歯周病の治療がとても重要です。
最後に、歯周病がお腹の赤ちゃんにどのような影響及ぼすかですが、歯周病の起こした炎症が体内に出産を促す環境を作ってしまったり、歯周病菌が子宮の内部に感染して早産を促してしまうと言うパターンが考えられています。歯周病ではない妊婦さんと比べて歯周病の妊婦さんは、早産や低体重出生児のリスクが2倍になると言うデータもあるため、妊娠中のお口のケアもとても大事になってきます。
それでは歯周病を悪化させないためにどうしたら良いのでしょうか。
それにはまずは歯医者さんに行って歯周病の治療を行い、さらにご自身でのケアの仕方を教えてもらって、歯医者さんで定期的にメンテナンスを受けることがとても大事です。
歯周病は予防と治療が可能な病気のため、体の健康のためにぜひ歯医者さんで定期検診を受けてみましょう。
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|Posted 2020.6.13|