ミュータンス連鎖球菌

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ミュータンス連鎖球菌

乳歯が生え始めてから、1歳前後でミュータンス連鎖球菌が定着を始め、乳歯の数が増えるのに伴い検出率も増加します。特に、乳歯の奥歯が生え始める1歳4ヶ月を過ぎる頃には検出率が急増します。19ヶ月(1歳7ヶ月)から31ヶ月(2歳7ヶ月)の時期は、まるで窓を開け放ったかのようにむし歯菌に観戦しやすいことから、「感染の窓」と言われています。
3歳児の約60%にミュータンス連鎖球菌の定着がみられますが、この時期に定着しやすい理由として、
① 乳歯の萌出数が増えることで菌の付着する面積が増加すること
② 複雑な形の小窩裂溝を持つ乳臼歯が生えるため菌が定着しやすくなること
③ 離乳食から普通食への移行によって、不溶性グルカン(歯の表面につくられるネバネバ物質)を生成するための糖分が供給されやすくなること
④ 低年齢児の口の中の常在菌の種類が成人に比べて少ないこと
などが挙げられます。
すなわち、ミュータンス連鎖球菌の感染と歯の発育や口腔機能の発達とは深く関わっています。ここで注意したいのは、口の中に常在するミュータンス連鎖球菌の量が重要だということです。検出されても、量的に少なければ問題にはなりませんが、量的に多い場合は、当然むし歯ができやすくなります。ミュータンス連鎖球菌は、保護者からの感染により子どもの口の中に定着するため、量的な問題を解決するには、保育者自身の口腔環境に注意を払うことが必要です。
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|Posted 2017.10.27|