学校歯科検診と歯医者さんでの食い違いが起こるわけ

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学校歯科検診と歯医者さんでの食い違いが起こるわけ

学校での歯科健康診断で「むし歯がある」と言われたのに、実際に歯科医院を受診してみると、「むし歯ではないですよ」と言われるというのは、よく聞かれる相談です。ただ、それで学校歯科医の先生がいい加減な診断をされているとは思わないで下さい。
というのも、学校での歯科健康診断は、限られた時間で多数の生徒を診るために、1人1分程度しかかけられません。それに、設備の関係から、エアーをかけて歯の表面から唾液を除いたり、汚れを清掃してから詳しく見ることもできませんし、レントゲンも撮れません。給食を食べた後などに検査を受けたとすると、食べかすをむし歯と見間違えてしまうこともあります。
では、学校でなぜ歯科健康診断をするのかというと、それは疑わしい所見のあるお子さんを歯科医院につなぐためです。あやしいな、と思ったらすみやかに歯科医院で精査してもらう。そうすることで、その子の抱える歯科的な問題(むし歯や歯肉炎、歯並びなど)に早期に対応できるのです。いわばスクリーニング(ふるい分け)診査ですね。
加えて、学校での歯科健康診断には、教育的な側面もあります。診査でわかった歯科的な問題を、その子の健康教育に活用するのです。今の学校教育の場では、健康上の課題をもとに、1年間を通して保健指導や保健教育をするようになっています。学校での歯みがき指導もその1つで、学校は健康面の教育をする場でもあるのです。
一方、歯科医院は医療の場なので、歯科医院での診断では、医療的に精密に診査をします。歯と歯の間の見えにくいところにあるむし歯や、あごの骨の中にある歯科的な問題、例えば歯の数が少ないとか腫瘍ができているとかなどは、レントゲンを撮ってみないとわかりません。
これらは手遅れになっては大変ですので、健康上の問題を管理してもらうために、定期的にかかりつけの歯科医師に診てもらいましょう。何か問題がありそうなら、詳しく検査してもらえるので安心です。
特にお子さんの場合、歯の生え変わりがあったりして、お口の中は刻々と変化していきます。定期的に継続して診てもらうことの大切さは、そこにあります。
今回の受診でお子さんのお口に問題がみつからなかったことは、むしろ喜ぶべきだと思いますよ。今後も受信を続けて、むし歯や歯肉炎のほか、歯並びや噛み合わせなどの成長の様子も診てもらいましょう。
反対に、もし学校歯科検診で「問題なし」だったとしても、歯と歯の間など、見えないところにごく小さなむし歯があるかもしれませんので、定期的に歯科医院でチェックしてもらう必要があります。
歯科医院では予防指導や保健指導もしてくれます。かかりつけの歯医者さんは、お子さんやあなたの健康を守る手伝いをしてくれるベストパートナーなのです。
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|Posted 2018.5.19|