お掃除するとき歯ぐきを傷つけてないか心配だわ

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お掃除するとき歯ぐきを傷つけてないか心配だわ

歯石というのは、歯の表面についたプラーク(細菌のかたまり)が石灰化したものです。プラークを長い間放っておくと、歯石になって、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目、歯周ポケット内の歯の根っこなどに、ガッチリくっついてしまいます。
プラークのうちなら歯ブラシでていねいにこすれば落とせるのですが、歯石になってしまうと患者さんがご自分で取るのは不可能です。「自分で歯石が取れる!」という器具が市販されていますが、患者さんがご自分で歯石を取ろうとすると、それこそ本当に歯や歯ぐきを傷つけてしまいかねません。
さて、歯石ができると、そこはデコボコした状態になるので、歯周病菌にとっては格好のすみか。歯周病菌が付着すると、まわりの歯ぐきに炎症が起きます。
炎症が起きている歯周ポケット内は、かさぶたになる前の傷口のようにとてもデリケート。ほんの少し触っただけで出血してしまいます。歯医者さんで歯石を取るときに血が出ることがあるのはこのせいですが、歯石を取って炎症が治まれば、自然と出血はしなくなります。
また、歯石を取るとき、ガリガリと音がしても、しっかり歯石が取れている証拠だと思って
ご安心ください。歯石が取れていくにつれ音も小さくなっていくはずです。
ちなみに、歯の表面はエナメル質といって、人間の身体の中で一番硬い部分です。しかし、歯周ポケット内の歯の根っこの部分は、エナメル質ほどは硬くありません。
そう聞くと、やっぱり歯石取りで歯が傷つくんじゃないかと不安に思うかもしれませんが、その心配もご無用。歯科衛生士は、歯ぐきや歯の根っこを傷つけないように歯石を除去する教育を、専門養成機関でしっかり受けています。
養成機関では、まず歯の模型に人工的に付着させた歯石を取る練習を。次に、歯周ポケットの深さを測ったり、5mm以上あるポケットのなかに器具を入れ、歯石を取る練習を行います。上手になったら学生同士で相互実習をし、技術をより確かなものにします。そして最終学年では、歯科医院や病院での臨床実習。実際に患者さんを診させていただきながら、さまざまな症例を体験します。
卒業後も研鑽をつんで「歯周病学会認定歯科衛生士」という資格を取得する歯科衛生士もいます。現在、日本歯周病学会が認定した歯科衛生士は全国で1000人を超えました。
しかし、「そうなんだ。それなら、歯石がついたら歯医者さんで取ってもらえればいいや」とばかりに、セルフケアをおざなりにしてしまうのは考えものです。まずは毎日、歯磨きをていねいに行うことで、プラークと歯石をためないお口を目指しましょう!そして、セルフケアでは取りきれないプラークや歯石は、私たちプロにお任せください。そうすれば、歯科医院での歯石取りで出血しないようになりますよ。
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|Posted 2018.7.28|