フッ素の目安って?

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フッ素の目安って?

日本では現在、①歯科医院でフッ素を塗ってもらう、②家庭でフッ素入り歯みがき剤やフッ素洗口剤を使用する(自治体によっては学校などで行うことも)といった方式でフッ素が応用されています。一方、世界では、③水道水や食塩などにフッ素を入れて、毎日適量を摂取する全身への応用が導入されています。
フッ素の弊害としてよく話題になるのが、過剰摂取の危険性。ですが、結論から言って、全身へのフッ素の応用が行われていない日本では、フッ素を歯みがき剤や洗口液などで同時に利用しても、過剰に取り込む危険性はありません。
というのも、急性中毒となるのは「体重1kgあたり2mg」以上のフッ素を一度に摂取した時です。4歳の体重16kgのお子さんが、1回に使う歯みがき剤と洗口液をすべて飲み込んだとしても、からだに入るフッ素の量は1mg程度です。急性中毒の起こる2×16=32mgには遠く及びませんので、小さなお子さんでも安心して利用できます。
さて、むし歯を予防する方法にはいろいろありますが、もっとも効果的なのは「フッ素の利用」です。フッ素を組み合わせて利用すると、むし歯予防効果がさらに高まります。ただし、年齢によって適した利用開始時期は異なります。フッ素入り歯みがき剤は乳歯が生え出したら。フッ素塗布は上の前歯の乳歯が出てから(1歳半ごろから)。フッ素洗口は4歳ごろから開始するのが理想的です。
歯科医院でのフッ素塗布に利用される製品のフッ素濃度は9000ppmで、3ヶ月〜半年に1回ずつの塗布が一般的ですが、むし歯になりやすい場合は、塗布回数を増やすかどうか考えます。
フッ素入りの歯みがき剤は、むし歯のなりやすさに応じて、使用量やフッ素濃度にも注目しましょう。むし歯になりやすいお子さんなら、6歳になったらフッ素濃度1500ppm近くの高濃度の歯みがき剤を使うとよいでしょう。
じつは、この高濃度フッ素入り歯みがき剤は、昨年に認可されたばかり。ですが外国では、以前からこの濃度が一般的で、従来の1000ppmのものより、むし歯の予防効果が20%くらいアップします。高濃度の歯みがき剤には「フッ素1450ppm」と表示されていて、歯科医院でもスーパーでも購入できます。高齢のかたに多くみられる根面のむし歯予防にも効果的です。
フッ素洗口液には、歯科医院で歯科医師から処方されるものと、薬局で購入できるものがあります。これまで日本ではフッ素洗口液は医療用医薬品として認可されたものだけでしたが、要指導医薬品のフッ素洗口液が誕生し、薬局やドラッグストアでも薬剤師からの直接の指導のもとに購入できるようになりました(ただし歯科処方のものより濃度は低いです)。夕食後にフッ素入り歯みがき剤で歯をみがき、その後、就寝前に1日1回、フッ素洗口液でブクブクうがいをするのがおすすめです。
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|Posted 2019.1.6|