日中の食いしばりに気づいていますか?サインと対策を歯科医師が解説

仕事や家事に集中しているとき、無意識に歯を噛みしめていませんか?
日中の食いしばりは、自分では気づきにくいことがあります。顎の疲れや歯のすり減りなどが、食いしばりに気づくきっかけになる場合もあります。
この記事では、日中の食いしばりに気づくサインと、自分でできる対策、歯科医院で相談できる治療について解説します。
目次
日中の食いしばりとは?
日中の食いしばりとは、起きている間に無意識に歯を強く噛みしめたり、上下の歯を接触させ続けたりすることです。「覚醒時ブラキシズム」と呼ばれることもあります。
通常、食事や会話をしていない安静時には、上下の歯は接触せず、少し離れているのが自然な状態です。
しかし、パソコン作業や運転、緊張する場面などで、気づかないうちに歯を噛みしめていることがあります。
日中の食いしばりに気づく4つのサイン
次のようなことがないか、普段の習慣やお口の状態を振り返ってみましょう。
1. 集中しているときに上下の歯が触れている
パソコン作業やスマートフォンの操作、家事などに集中しているとき、上下の歯が触れたままになっていませんか?
食事や会話をしていないときにも歯が接触している場合、無意識に噛みしめている可能性があります。
作業の合間に、歯が触れていないか確認してみましょう。
2. 顎やこめかみ周辺が疲れやすい
長時間の作業後に顎がだるくなったり、こめかみ周辺に疲れを感じたりすることはありませんか?
顎の筋肉の緊張が関係している可能性がありますが、こうした症状にはさまざまな原因があります。症状だけで食いしばりが原因とは判断できないため、繰り返し気になる場合は歯科医院で相談しましょう。
3. 緊張したときや力を入れたときに歯を噛みしめている
仕事で集中しているときや、重いものを持つときなどに、無意識に奥歯へ力が入ることがあります。
仕事中や運転中など、どのような場面で噛みしめやすいのかを意識すると、自分の習慣に気づくきっかけになります。
4. 歯のすり減りや欠けを指摘されたことがある
歯のすり減りや欠け、詰め物・被せ物のトラブルには、食いしばりや歯ぎしりによる力が関係している場合があります。
歯科検診で歯のすり減りなどを指摘されたことがある方は、食いしばりが関係していないか、歯科医師に相談してみましょう。
ただし、歯の状態だけで日中の食いしばりの有無を判断できるわけではありません。
日中の食いしばりを減らすためにできる3つの対策
日中の食いしばりに気づいたら、まずは顎の力を抜くことを意識してみましょう。
1. 上下の歯を接触させ続けない
食事や会話をしていないときは、上下の歯を接触させず、顎の力を抜くことを意識しましょう。
歯を噛みしめていることに気づいたら、無理に顎を動かさず、そっと力を抜きます。
2. 食いしばりに気づくきっかけを作る
集中していると、歯の接触に気づきにくくなることがあります。
パソコンの近くにメモを置いたり、作業の区切りで顎の力を確認したりすると、無意識の習慣を振り返りやすくなります。
3. 休憩を取り、体の力を抜く
長時間の作業や緊張が続くと、顎や肩に力が入ることがあります。
適度に休憩を取り、肩や首の力を抜く時間を設けましょう。
セルフケアを続けても顎の疲れや痛みが気になる場合は、歯科医院で相談することをおすすめします。
食いしばりが気になる場合は歯科医院へ
歯のすり減りや顎の疲れ、痛みなどが気になる場合は、歯科医院でお口の状態を確認してもらいましょう。
歯科医院では、歯や噛み合わせ、顎の状態などを確認し、症状に応じた対応を検討します。
マウスピースによる治療
歯ぎしりや食いしばりによる歯への負担が気になる場合、マウスピースを使用する治療が選択肢となることがあります。
就寝時に使用するマウスピースは、歯などにかかる力への対策として用いられます。適応や使用方法は、お口の状態に応じて歯科医師に確認しましょう。
ボトックス治療という選択肢
顎の筋肉である「咬筋(こうきん)」の緊張が強い場合には、ボトックス治療が選択肢となることがあります。
ボトックス治療は、薬剤を注入して筋肉の働きを一時的に弱める治療です。すべての食いしばりに適しているわけではなく、効果の現れ方には個人差があります。注射部位の腫れや赤み、内出血などが起こる場合もあります。
治療の適応や費用、リスクなどについては、歯科医師に確認することが大切です。
▶ あじおか歯科クリニック|顎関節症・食いしばりの治療について
まとめ|日中の食いしばりに気づいたら、まずは顎の力を確認しましょう
日中の食いしばりは、仕事や家事に集中しているときなどに無意識に起こることがあります。
まずは、次の3つを意識してみましょう。
- 作業中に上下の歯が触れていないか確認する
- 噛みしめに気づいたら、顎の力を抜く
- 顎の疲れや痛みが続く場合は、歯科医院に相談する
顎の疲れや歯のすり減りには、食いしばり以外の原因が関係していることもあります。気になる症状が続く場合は、歯科医院で相談しましょう。
あじおか歯科クリニックでは、顎関節症や食いしばりに関するご相談を受け付けています。治療内容については、お口の状態を確認したうえでご案内します。
日中の食いしばりや顎の疲れが気になる方は、お気軽にご相談ください。
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