砂糖の取りすぎは健康リスクにつながる
むし歯との関係が明らかな砂糖のとりすぎですが、生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)へのリスクにつながると規制に乗り出す国が増えています。カロリーのとりすぎによる肥満が大きな原因ですが、いま、それ以外の理由に注目が集まっています。砂糖を含む甘味料は腸で吸収されるときに、ブドウ糖と果糖に分けられて体内に取り込まれますが、この果糖を過剰に摂取すると肝臓に中性脂肪が溜まりやすくなり、お酒の飲み過ぎとは関係のない肝炎(非アルコール性脂肪肝炎)につながると話題になっています。
また、急速に血糖値が上がることで血管への負担が増して動脈硬化をはじめとする、循環器の病気へのリスクを高めます。米国心臓学会は、2016年には2〜18歳の1日あたりの添加糖摂取量を25g未満にすることを勧告、さらに2歳未満の小児に対しては食事への添加糖分を含まないように提言しています。味の好みは生後早期に決まると言われているため、甘味に偏ると、小児や若年成人における肥満の増加や高血圧といった心疾患リスクが上昇することがその理由です。砂糖摂取に対する考え方はここ10年で大きな転換点を迎えています。砂糖の制限はむし歯予防だけでなく、多くの生活習慣病のリスク改善にかかわることなのです。
砂糖の害を帳消しにする方法はあるのか?
現在、経済先進国の多くでは歯磨き剤などに含まれるフッ素のおかげで12歳までのむし歯が抑制されているといわれています。しかし、人生の後半ではむし歯が増えて生涯にわたって歯の治療が続くことが問題になっています。フッ素はむし歯の発生を遅らせているだけといわれることもあります。やはり砂糖を制限しないかぎりむし歯へのリスクが続くことになります。むし歯の最上流の原因は砂糖です。予防の原則は「元栓を閉める」ことにあります。甘い物の食べ過ぎを歯磨きで帳消しにすることはできません。
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個別ページへ|Posted 2019.7.10|